視力矯正だけが眼鏡じゃない

眼鏡というと、低下してしまった視力を矯正し、元の視力に限りなく近づけるために装着する補助道具というイメージが強いかと思います。ですが、昨今では視力が十分な人でも視力の低下を防ぐために装着する機会が増えています。
その理由としては、パソコンを用いたデスクワーク等の業務が増加したことにあります。パソコンの光は視力に悪影響を与える他、眼の疲労や痛みにも影響を及ぼします。
眼筋や肩の凝りの原因は長らくの間姿勢が悪いことによるものであると考えられてきましたが、実際のところはパソコンのディスプレイから発せられるブルーライトによっておこる光のちらつきや眩しさにピントを合わせようと脳が働き、瞳孔の収縮によって眼筋が酷使されることに起因するということがわかっています。

疲労防止にも眼鏡を!

専用の眼鏡によるブルーライトカット効果は最大で役66%程度と言われています。勿論その効果の実感には個人差がありますが、少しでも眼精疲労を和らげたいのであれば、眼鏡を掛けないという手はありません。 だからと言って一日中ブルーライトカットの眼鏡をかけていればそれでいいのか?というと、そういうわけでもありません。というのも、ブルーライトというのは日光にもいくらか含まれており、人間の生活リズムを調整する役割も持っているので、規則正しい生活リズムを送る上では一定量の摂取は必要なのです。なので、あまり長い時間ブルーライトカット眼鏡を装着していると、夜間における睡眠障害の原因のひとつにもなりますので、何事も程々が大切です。